東邦地水について
About us
専門業として120年
当社は明治33年に三重県四日市市で井戸掘業者として創業し、終始一貫して「水」を求め、「土」を相手として仕事をしてきました。昭和13年には管工事業、その後昭和22年から昭和33年にかけて高速回転の試錐機を導入しダム予定地や地下資源の調査に注力し、本格的に「岩」を対象とする地質調査業を行うようになりました。
それらのノウハウを活かし平成14年には再生可能エネルギー熱の地中熱を事業化し「大気」に関連する仕事にも挑戦しています。
以後、経営理念の通り、「水」・「土」・「岩」・「大気」の仕事に挑戦し続けています。見えない部分の仕事が大半であることからまずは「誠実」であること、そして特化した事業の専門家として他社に負けない「技術」を信条に持続可能な社会を創ります。
全国対応
日本の北から南まで豊富な実績があります。本社は三重県四日市市にあり、愛知県、岐阜県、静岡県、埼玉県、新潟県、大阪府、滋賀県、奈良県の支社・営業所から全国各地をサポートしています。
施工実績あり
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
120年の蓄積したデータ量
創業以来、120年以上にわたって蓄積してきた地質調査と井戸に関する膨大なデータを保有しており、東海地区におけるデータ量はNo.1を自負しています。また、関東・北陸・関西地区の各拠点においても豊富な実績データを保有しています。
データ量は全国各地における施行実績に伴って、日々増加しています。保有するデータは、データベース化しており、お問い合わせに対してレスポンスの良い対応が可能です。
さらに、知識・経験の豊富な技術者が、地形や地質、水文、気象状況などの地域特性と、この保有データを総合的に検討して、お客様の要求を満足するために、効果的かつ効率的なご提案と高精度な結果をご提供できます。
調査から工事まで自社完結
当社では、調査部門と工事部門の両部門を有し、それぞれが蓄積してきた経験・知識を生かし、技術力を高め続けています。
地盤の調査段階においては地下水をよく知る工事部門からの調査部門へのアドバイス、工事計画から施工する場面では地質調査・解析のプロフェッショナルによるフォローアップ、工事完了後には両部門データの共有というように両部門がそれぞれの強みを発揮し相互連携することで効率よく高品質の成果を達成できます。
また、それぞれの部門では施工機材を所有し、地盤掘削のプロフェッショナル集団により10mの調査・サンプリングから1,000mクラスの温泉まで自社のみで施工してきた実績があります。
機械設備分野まで含むと、地質調査、工事の計画・施工、機械設備の保守・点検、機器メーカー一体となってのアフターメンテナンスまで自社完結できます。このようなトータルサポートできるのが調査・工事両部門を保有している我が社の強みです。
技術者の育成
当社では社内外での学びを通して、より高度な技術力習得を目指し、技術者および営業担当者の育成に努めています。
● 社内技術交流会 1984年より「社内技術交流会」を毎年開催しています。技術者が担当した現場で活用した解析手法や工法等の説明から、各所属団体へ投稿した特筆すべき技術の紹介など、発表内容は様々です。外部講師を招いての講演も実施するなど、研鑽を積んでいます。
● 資格取得支援 現場管理や現場作業には資格が求められます。社員は複数の資格を保有しつつ、お客様の要望にお応えする為に、さらにニーズの高い上級資格の取得に取り組んでいます。
社員同士で学習支援・受験対策のサポートを行うなど、技術者の能力・技術力の底上げのために積極的な関与を惜しみません。
部門内で資格対策勉強会を開催し、早期合格のためのアドバイスから、コツの伝授にも力を入れています。社外講習にも積極的に参加しています。社内技術交流会の様子
大学教授(東北大学特任教授)を招いての講演
有資格者
227人
2024年4月1日現在 延べ人数
- 技術士 建設部門(土質及び基礎)
- 8人
- 技術士 応用理学部門(地質)
- 3人
- 技術士 総合技術監理部門(建設)
- 2人
- 技術士補
- 27人
- RCCM 土質及び基礎
- 18人
- RCCM 地質
- 2人
- RCCM 上水道および工業用水道
- 1人
- 一級土木施工管理技士
- 46人
- 一級管工事施工管理技士
- 9人
- 一級造園施工管理技士
- 3人
- 一級地中熱施工管理技術者
- 4人
- 一級配管技能士
- 1人
- 一級さく井技能士
- 25人
- 第二種電気工事士
- 3人
- 応用地形判読士
- 1人
- 地質調査技士
- 52人
- 地質情報管理士
- 10人
- 地盤品質判定士
- 3人
- 環境計量士(濃度)
- 1人
- 土壌汚染調査技術管理者
- 5人
- 測量士
- 3人
豊富な実績
官公庁(国・都府県・市町村)、民間企業、個人のお客様など幅広く実績がございます。
表彰案件
表彰者より、下記工事・業務の実施にあたり、その技術力や精度の高い成果品が評価され表彰を受けました。
表彰年度 | 表彰者 | 工事・業務名称 | 表彰区分 | 表彰名 |
---|---|---|---|---|
令和5年度 | 四日市市 | 御池沼沢植物群落井戸掘削工事(西部地区) | さく井 | 優良工事表彰 |
令和5年度 | NEXCO東日本関東支社 | 常磐自動車道 千代田PAスマートIC土質地質調査 | 地質調査 | 優秀業務表彰 |
令和4年度 | 四日市市 | 御池沼沢植物群落井戸掘削工事 防災井戸設置工事 | さく井 | 優良工事表彰 |
令和3年度 | 国土交通省中部地方整備局 新丸山ダム工事事務所 | 令和元年度新丸山ダム 八百津地区右岸地質調査業務 | 地質調査 | 優良業務表彰 (事務所長表彰) |
令和2年度 | 国土交通省中部地方整備局 紀勢国道事務所 | 平成30年度紀勢国道地質調査業務 | 地質調査 | 優良業務表彰 (事務所長表彰) |
令和元年度 | 四日市市 | 下水管渠更生工事(高花平その1) | 土木一式 | 優良工事表彰 |
平成29年度 | 国土交通省中部地方整備局 | 平成28年度東海環状(養老から県境) 海津地区地質調査 | 地質調査 | 優良業務表彰 (局長表彰) |
平成29年度 | 四日市市 | 下水管渠更生工事(笹川) | 土木一式 | 優良工事表彰 |
平成27年度 | 四日市市 | 札場汚水管渠布設工事 | 土木一式 | 優良工事表彰 |
平成26年度 | 国土交通省中部地方整備局 北勢国道事務所 | 平成25年度北勢桑名地区地質調査 | 地質調査 | 優良業務表彰 (事務所長表彰) |
平成25年度 | 四日市市 | 下水管渠更生工事(桜その2) | 土木一式 | 優良工事表彰 |
平成24年度 | 国土交通省中部地方整備局 岐阜国道事務所 | 平成23年度東海環状(関~養老)地質調査 | 地質調査 | 優良業務表彰 (事務所長表彰) |
平成22年度 | 国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所 | 平成20年度三重管内地質・水文調査 | 地質調査 | 優良業務表彰 (事務所長表彰) |
産・官・学の共同研究
NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発事業において、東京大学や岐阜大学および研究開発法人等と共同研究者として新しい技術研究に取り組んでいます。
120年以上にわたって携わってきた地下水利用技術をベースとし、井戸の目詰まり現象の機構解明や対応方法の検証、自動逆洗技術の開発を行い、より効率的に利用可能な地下水利用システムの研究を行ってきました。
技術開発にとどまらず、研究成果の実証を行うため、本社敷地内に研究開発成果を採用した地下水利用空調システムを設置しています。
写真:本社敷地内にてNEDO事業:研究開発用実証設備の設置状況
マネジメントシステムへの取り組み
1999年6月に、国際規格であるISO9001(品質マネジメントシステム)の認証を取得しました。地質調査業務における「一貫した製品・サービスの提供」および「顧客満足の向上」の実現のため、組織体制の強化を目的とし、本社を対象に取り組みました。その後は更新を重ねる都度、適用範囲を全社全業務に拡大して参りました。
初回認証取得から四半世紀を経た現在は、「作業手順の明確化」「責任と権限の明確化」も定着し、全ての部署において継続的改善を図っています。
社内の通常業務全般において品質マネジメントの理念が浸透しており、今後も品質方針である「お客様満足の追求」を社員全員の目標として掲げ、地域社会に貢献して参ります。
バックアップ体制
常にお客様のご要望に沿えるバックアップ体制を整えています。当社では経験豊富な人材や専門機材を多数保有しています。その上、当社が携わった全ての業務・工事の記録が保管してありますのでデータに基づいて適切な対応を行っています。
また、社内組織を本部体制にすることにより各事業所間の連携を強化させ、全国各地におけるお客様の要望にスピーディーに対応ができ、かつ同業者によるネットワークを築くことにより、より一層の幅広い対応を可能としています。
工事部門においてはお客様の予備ポンプを自社倉庫で保管することでポンプ故障時の対応ができ、且つ工事用の仮設ポンプは多種多様のポンプを保有することにより、いろいろな場面に対応できる準備をすることでお客様から信頼を得ています。
また水処理設備においてはお客様から年間保守を受託することにより機器の状態を常時把握して、メンテナンス対応しています。
DXへの取り組みについて
東邦地水はDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進します。
ビッグデータとAIやIoTなどのデジタル技術を活用して働き方改革をはじめとする業務プロセスを改善するだけでなく、弊社の技術提案手法から成果品・アフターメンテナンスにいたるまでのビジネスモデルの変革に取組んでいます。