2024年3月度の安全パトロール(名古屋営業部)

2024年4月1日

日 時:3月19日  10:30~12:00
場 所:岐阜県御嵩町
顧 客:民間顧客
工事名:令和4年度 南海トラフ巨大地震に備えた亜炭鉱跡防災対策事業 第6期防災工事
概 要:御嵩町では明治初期から昭和30年頃まで石炭の代用燃料として亜炭の採掘が盛んに行われました。これら亜炭鉱の坑道は空洞のまま残されていたものが多く、地表沈下や陥没の原因となっています。そこで、空洞対策工法として地表から空洞へ充填材注入孔を設置し、経時的に固化する流動材料を注入して空洞を充填し、陥没を抑止する空洞充填工法が実施されています。今回のパトロール現場は注入した充填材が空洞内に行き届いているかどうかを確認するためのボーリング調査です。ボーリング調査で充填状況を確認するとともに、固化した充填剤をサンプリングして強度(一軸圧縮試験)と、密度(湿潤密度試験)を調べます。


民家と隣接しているため、立入禁止の表示や三角コーンによる作業場の区画など、第三者災害防止に重点を置いて安全対策を実施しています。


空洞天盤深度付近まで振動式ボーリングマシン(奥)で先行掘りを行い、その後ロータリーボーリングマシン(手前)で充填確認を行います。円滑に業務を進行させるため、隣に待機させています。


ボーリングマシン周辺の資材は作業員の移動に支障がないように動線外に整理・整頓しています。